就職の探し方7つ|未経験・フリーターが正社員求人を見つける手順と選び方

就職の探し方7つ|未経験・フリーターが正社員求人を見つける手順と選び方

「正社員になりたいけど、就職先の探し方がわからない」と手が止まっていませんか。

結論から言うと、就職先の探し方は大きく7つあります。どれか1つが正解というより、自分の状況に合う2〜3個を組み合わせるのが近道です。

この記事では、国の調査でわかる「みんなが実際にどうやって就職先を見つけたか」から、7つの探し方の違い、状況別の組み合わせ方、求人票で働きやすい会社を見分けるポイントまでをまとめます。

  • 就職先の探し方は、求人サイト・ハローワーク・若者向けハローワーク・就職エージェント・企業の採用ページ・知人の紹介・就職イベントの7つ
  • 国の調査では、入社した人の約3割が求人広告、約2割が知人などの紹介、約16%がハローワーク経由で仕事を見つけている
  • 探す前に「ゆずれない条件を2つ」「目指す職種の当たり」を決めておくと、求人を選びやすい
  • 求人票では、雇用形態・給与の内訳・休日・研修の有無を応募前に確認する
  • ひとりで探すのが不安なら、相談しながら探せる窓口を1つ入れておく

みんなはどうやって就職先を見つけている?

まず、実際に仕事に就いた人がどの方法で就職先を見つけたのかを見てみましょう。厚生労働省の調査では、2024年に新しく仕事に就いた人(パートなども含む)の経路は次のとおりでした。

就職先を見つけた経路 割合
広告(求人サイト・求人誌・チラシなど) 約33%
縁故(家族・知人の紹介、前の会社など) 約20%
ハローワーク(窓口+インターネットサービス) 約16%
民営職業紹介所(就職エージェントなど) 約8%
学校の紹介 約6%
その他 約14%

(出典:厚生労働省「令和6年雇用動向調査」第16表 職歴・入職経路別入職者数(e-Stat)。千人単位の人数から割合を計算し四捨五入。出向などは除く)

一番多いのは求人広告ですが、それでも全体の3分の1ほどです。残りの人は、紹介やハローワーク、エージェントなど、さまざまな経路で仕事を見つけています。

つまり「この方法でないと就職できない」というものはありません。複数の探し方を並べて使う人が多いと考えてよいでしょう。

就職先の探し方7つと、それぞれの向き不向き

ここからは、7つの探し方を1つずつ紹介します。まずは一覧で全体をつかんでください。

探し方 向いている人 気をつけたいこと
求人サイト・求人アプリ 自分のペースで多くの求人を見たい 求人が多すぎて選べなくなりやすい
ハローワーク 地元の求人を探したい、窓口で相談もしたい 求人票の内容は自分でよく確認する
わかものハローワーク・新卒応援ハローワーク 若者向けの個別相談を受けたい 対象の年齢・条件がある
就職エージェント 書類や面接の準備も手伝ってほしい 担当者と合う・合わないがある
企業の採用ページ 入りたい会社が決まっている 会社を知らないと探せない
知人の紹介 身近に信頼できる紹介者がいる 断りにくく、辞めにくいことがある
合同説明会・自治体の就職イベント 一日で多くの会社の話を聞きたい 開催日が限られる

求人サイト・求人アプリ

スマホで24時間、たくさんの求人を見られる方法です。「未経験歓迎」「学歴不問」「正社員」などの条件で絞り込めます。

ただ、求人の数が多いぶん、どれに応募すればよいか迷いやすくなります。条件を先に決めてから検索しましょう(決め方は後で説明します)。

ハローワーク(窓口とインターネットサービス)

ハローワークは国が運営する無料の職業紹介の窓口です。地元の中小企業の求人が多く集まります。窓口では、求人の相談や応募の手続き、面接の日程調整もしてもらえます。

窓口に行く前に、自宅で求人を見ることもできます。「ハローワークインターネットサービス」では、全国のハローワークが受け付けた求人をパソコンやスマホで検索できます(出典:ハローワークインターネットサービス)。

わかものハローワーク・新卒応援ハローワーク

若者に特化したハローワークもあります。普通の窓口より、ひとりの担当者にじっくり相談しやすいのが特徴です。

窓口 対象 特徴
わかものハローワーク 正社員を目指す、おおむね35歳未満の若者 アルバイト経験が中心の人などの正社員就職を個別に支える
新卒応援ハローワーク 就職活動中の学生や、卒業後おおむね3年以内の人 新卒枠も含めた就職活動を支える
地域若者サポートステーション 働くことに悩みを抱える若者 働く前の準備や、自信をつけるところから支える

(出典:厚生労働省「若者への就職支援」。2026年10月時点)

就職エージェント

就職エージェントは、担当者(キャリアアドバイザー)が希望を聞いて求人を紹介してくれるサービスです。履歴書の書き方や面接の練習、会社との日程調整まで手伝ってもらえることが多く、多くは求職者が無料で使えます。

担当者によって得意な職種や地域が違います。話してみて合わないと感じたら、遠慮せずに相談先を見直してかまいません。

企業の採用ページ

入りたい会社が決まっているなら、その会社のホームページの「採用情報」を直接見てみましょう。求人サイトには出ていない募集が載っていることもあります。

地元の会社を探すときは、市町村や商工会議所のホームページで地域の企業一覧を見て、気になる会社の採用ページを順に確認する方法もあります。

知人の紹介(縁故)

家族や友人、アルバイト先の知り合いからの紹介です。職場の雰囲気を事前に聞けるのが大きな利点です。

一方で、合わなかったときに断りにくい、辞めにくいという面もあります。紹介でも、仕事内容や給料、休日は書面で確認しておきましょう。

合同説明会・自治体の就職イベント

たくさんの会社が一つの会場に集まる説明会です。都道府県や市町村が、地元企業を集めた就職イベントを開いていることもあります。

一日で複数の会社の話を直接聞けるので、「どんな仕事があるのか知りたい」段階の人に向いています。

状況別:どの探し方を組み合わせる?

7つすべてを使う必要はありません。自分の状況に近いものを選んでください。

あなたの状況 おすすめの組み合わせ
フリーターで、早く正社員になりたい 求人サイト+就職エージェント(+わかものハローワーク)
卒業して3年以内(既卒) 新卒応援ハローワーク+求人サイト(新卒枠と中途枠の両方)
働いていない期間が長く、自信がない 地域若者サポートステーション+わかものハローワーク
地元から離れずに働きたい ハローワーク+企業の採用ページ+自治体の就職イベント

フリーターの方は、アルバイトを続けながら探せる方法を選ぶと続けやすくなります。くわしい進め方は「フリーターの就活の進め方|正社員になるまでの5ステップ」で紹介しています。既卒の方は「既卒フリーターから正社員になるには?」、働いていない期間が長い方は「ニートからの転職・就職は可能?」も参考にしてください。

キャリアアドバイザーの声

バンキャリに相談に来る方の約9割は、フリーター・既卒・高卒・20代の方です。ニートや職歴なし、大学・短大を中退した方の相談も受け付けています。製造職・機械系エンジニア・半導体エンジニア・施工管理職・事務職のどの職種でも、紹介実績の約9割が未経験からの入社です。「何から探せばいいかわからない」という段階でのご相談も、私たちにとってはよくあることです。

探し始める前に決めておく3つのこと

いきなり求人を見始めると、数の多さに迷ってしまいがちです。探す前に、次の3つを決めておきましょう。

ゆずれない条件を2つに絞る

「土日休み」「家から通える」「年収〇〇万円以上」など、ゆずれない条件を2つまで決めます。

条件を増やすほど、応募できる求人は減ります。最初は少なめにして、求人を見ながら少しずつ見直すのがコツです。

目指す職種の当たりをつける

「やりたいことがわからない」という人は多いです。その場合は、仕事の中身を知るところから始めましょう。

厚生労働省の職業情報サイト「job tag(じょぶたぐ)」では、さまざまな仕事の内容やなり方を調べられます。気になる職種を3つほど選び、仕事内容を読み比べてみてください。

「人と話すのが得意」「体を動かすのが好き」「コツコツ同じ作業を続けられる」など、アルバイトで得意だったことを手がかりにするのもおすすめです。

いつまでに決めたいかを決める

「3か月以内に内定をもらう」のように、ゴールの時期を決めておきます。アルバイトをしている人は、面接に行けるよう週に1〜2日は予定を空けておきましょう。

求人票で見るポイント:働きやすい会社の見分け方

気になる求人が見つかったら、応募する前に求人票をしっかり確認します。特に次の4つは見落とさないようにしましょう。

雇用形態:同じ「正社員」でも2つの形がある

求人票の「雇用形態」には、正社員・契約社員・パート・派遣などがあります。正社員は、契約の期間が決まっていない働き方です。

同じ正社員でも、雇われ方には2通りあります。メーカーなどに直接雇われる形と、技術者派遣・製造派遣の会社に無期雇用(期間の定めのない雇用)の正社員として入り、派遣先の工場や現場で働く形です。バンキャリの紹介はすべて正社員ですが、この両方があります。応募する前に、どちらの形かを確かめておきましょう。

給与:月給の内訳を見る

月給の金額だけで比べるのは危険です。「固定残業代(みなし残業代)」が含まれていないかを確認しましょう。固定残業代とは、一定時間分の残業代をあらかじめ月給に入れておくしくみです。

含まれている場合は、何時間分でいくらなのか、基本給はいくらなのかを見ます。わからなければ、面接や応募前の問い合わせで聞いてかまいません。

休日・勤務時間

「年間休日〇日」の数と、「週休2日制」「完全週休2日制」の書き方に注意します。この2つは意味が違い、週休2日制は毎週2日休めるとは限りません。毎週2日休みたいなら「完全週休2日制」と書かれた求人を選び、迷ったら年間休日の数で比べましょう。

夜勤や交替制がある仕事は、勤務のパターンも確認しておくと安心です。

研修・教育制度と、国の認定

未経験から始めるなら「研修あり」「OJT(先輩について働きながら覚えるしくみ)あり」の記載があるかを見ます。

働きやすさの目安として、国の「ユースエール認定」も参考になります。若者の採用・育成に積極的で、雇用管理の状況がよい中小企業を厚生労働大臣が認定する制度です。主な基準は次のとおりです。

項目 認定の主な基準
離職率 直近3事業年度に新卒などで正社員になった人の離職率が20%以下
残業 正社員の月平均の所定外労働時間が20時間以下、など
有給休暇 取得率が平均70%以上、または年間の取得日数が平均10日以上

(出典:厚生労働省「ユースエール認定制度」。2026年10月時点)

認定を受けていない会社が働きにくいわけではありません。あくまで判断材料のひとつとして使いましょう。

応募から内定までの進め方

応募したい求人が決まったら、次の流れで進めます。

  1. 履歴書・職務経歴書を用意する:アルバイト経験も職歴として書けます。任されていたことや続けた期間を具体的に書きましょう
  2. 応募する:1社ずつ結果を待つより、気になる求人に並行して応募するほうが時間をむだにしにくくなります
  3. 面接の準備をする:「志望動機」「なぜ今正社員を目指すのか」は、ほぼ聞かれると考えて準備します
  4. 内定後、条件を確認する:給与・休日・勤務地・雇用形態を、書面(労働条件通知書)で確かめます

志望動機の作り方は「未経験転職の志望動機の書き方」、面接で聞かれる質問は「未経験転職の面接対策|よくある質問と回答例」で例文つきで紹介しています。

キャリアアドバイザーの声

私たちが紹介した方の選考を振り返ると、書類で見送りになることはあまり多くありません。書類で落ちやすいのは、年齢の割に職歴の数が多い方や、短期間で辞めることが続いている方です。面接では、第一印象が暗い、質問とかみ合わない答えになる、といった理由で見送りになることがあります。バンキャリでは面接対策の中で、聞かれそうな質問と答え方を事前に一緒に準備しています。

未経験から目指しやすい仕事

正社員の仕事を探すなら、「未経験歓迎」「学歴不問」「研修あり」の3つがそろった求人から見ていくと挑戦しやすくなります。

私たちが未経験の方を紹介することが多いのは、次の職種です。年収は、バンキャリの紹介実績から見た入社1年目の目安です。

職種 どんな仕事か 初年度年収の目安
製造職 工場での組み立て・加工・検査 約300〜500万円
機械系エンジニア 機械の組み立て・点検・保守 約300〜500万円
半導体エンジニア 半導体をつくる装置の操作・保守 約300〜500万円
施工管理職 建設現場のスケジュール・安全・品質の管理 約300〜500万円
事務職 データ入力・書類作成・電話対応 約300〜400万円

仕事の中身や給料の相場は「工場勤務の年収はいくら?」「施工管理の仕事内容とは?」でくわしく紹介しています。

転職事例

20代前半・高卒・コンビニのアルバイト歴3年 → 自動車部品メーカーの製造オペレーター(正社員) 高校卒業後、コンビニのアルバイトを続けていた方です。なかなか正社員の仕事が決まらない中でバンキャリに相談し、アドバイザーのサポートを受けて内定しました。決め手は、仕事に前向きに取り組めそうだと感じたことと、年収が上がることでした。未経験で不安もありましたが、入社後の研修が充実していて、早く仕事に慣れることができたそうです。年収は約200万円から約330万円に上がりました。

就職の探し方に関するよくある質問

地元で就職先を探すにはどうすればいいですか?

地元の求人が多く集まるのはハローワークです。あわせて、市町村や商工会議所のホームページで地元企業を調べ、気になる会社の採用ページを確認しましょう。都道府県や市町村が開く就職イベントも、地元の会社と直接話せる機会になります。

ハローワーク以外で仕事を探す方法はありますか?

あります。求人サイト・求人アプリ、就職エージェント、企業の採用ページ、知人の紹介、合同説明会などです。国の調査でも、ハローワーク経由で仕事を見つけた人は全体の約16%で、ほかの経路を使う人のほうが多くなっています。

自分に向いている仕事がわからないときは?

まずは仕事の中身を知ることから始めましょう。job tagで気になる職種を調べたり、アルバイトで得意だったことを書き出したりすると、向いている方向が見えてきます。ひとりで決めきれないときは、ハローワークや就職エージェントで相談しながら絞り込む方法もあります。

アルバイトを続けながら就職先を探せますか?

探せます。求人サイトやハローワークインターネットサービスは、空いた時間にスマホで使えます。面接が平日の日中に入ることもあるので、シフトを調整して週に1〜2日は空けておくと進めやすくなります。

まとめ:探し方は「組み合わせ」で考えよう

就職先の探し方のポイントをおさらいします。

  • 探し方は、求人サイト・ハローワーク・若者向けハローワーク・就職エージェント・企業の採用ページ・知人の紹介・就職イベントの7つ
  • 国の調査でも、就職先を見つけた経路はばらばら。2〜3個を組み合わせるのが近道
  • 探す前に「条件を2つ」「職種の当たり」「いつまでに」を決める
  • 求人票では、雇用形態・給与の内訳・休日・研修を確認する
キャリアアドバイザーの声

面談では「20代後半だけど今からでも間に合うか」「面接で何を話せばいいかわからない」という声をよく聞きます。バンキャリには20代後半や30代の方の紹介実績もあります。内定で終わりにせず入社後まで伴走しており、入社6か月時点の定着率は97%です(2026年度、バンキャリ調べ)。

正社員を目指す全体の流れは「正社員に転職するには?成功するための方法と対策」も参考にしてください。

就職先の探し方に迷ったら、ひとりで悩まずに相談してください

バンキャリでは、フリーター・既卒・未経験の方の正社員就職を無料でサポートしています。希望の条件を一緒に整理し、未経験から挑戦できる求人の紹介から、履歴書・面接の準備、入社後のフォローまで伴走します。「どんな仕事があるのか知りたい」という段階でも、お気軽にご相談ください。

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